前方後円墳

SF サムライ・フィクションの前方後円墳のレビュー・感想・評価

SF サムライ・フィクション(1998年製作の映画)
2.0
笑えるような笑えないようなベタベタの時代劇だ。
軽やかなテンポのわりに物語そのものは王道。多くの時代劇のエキスとCGを駆使したその出来栄えは、これまでの時代劇とは違うスタイリッシュなものになっている。
が、その王道すぎる展開とコミカルなノリとのギャップにどういうテンションで観るべきか悩んでしまう。三バカトリオのわりに、いきなり一人は切り殺されるし、バカなノリじゃないじゃないか・・・・・・と慌てふためくことになってしまったのだ。で、そのまま普通にすったもんだがあり、実に明快なハッピーエンドとなる。
ちょっとこちらが途方に暮れるぐらいの普通具合だ。

要するに普通の時代劇をちょっと今風にCGでアレンジしただけの作品だった。
が、その独特の見せかたはさすがCMやミュージックPVを制作してきただけのことはある。