真世紀

仮面ライダー THE FIRSTの真世紀のレビュー・感想・評価

仮面ライダー THE FIRST(2005年製作の映画)
3.0
仮面ライダーの映画リメイク。原作マンガのテイストを生かし、改造人間達は皆、マスクをかぶっている設定。ショッカーに改造され、バッタの能力を備えたホッパーとされるも、自我を取り戻した本郷(黄川田将也)、その刺客として送られてきた同じホッパーの一文字(高野八誠)、ともに同じ女性・緑川あすか(小嶺麗奈)にひかれて…というのはなんともスケールが小さな話である。

怪人は普段はタクシー運転手(板尾創路)のスパイダー、津田寛治とは気付かなかったバット、ウェンツ、小林寛子のカップルが望んで改造されたスネーク、コブラ。しかし、てっきり改造する人を厳選しているかと思いきや、難病人でもいいとなると誰でもいいのか、ショッカー。それならやられたら泡になっちゃう戦闘員なんて成り手はいなかろう。

そんなショッカー幹部の一人にデジタル出演で故・天本英世さん。登場シーンはわずかな立花藤兵衛役に宮内洋さんが。

石森ヒーローならではの改造人間の悲哀なんてのはなく、一人の女性をめぐって衝突するライダー二人と、そんな反逆者に引っ掻き回されるショッカーとなかなか微妙な作品でした。
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