まりぃくりすてぃ

銀座の恋の物語のまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

銀座の恋の物語(1962年製作の映画)
1.7
かんかん照りが止まらないので無性に『銀座カンカン娘』が観たくなって、つたやへ行ったら、なくて、題に銀座がつくやつはこれだけで、めちゃめちゃつまんなそうだけど仕方なく借りたよ。カンカン娘が観たいのにぃ。カンカン娘ぇぇ!

そ・し・た・ら、、、
こっちはロメロ(1968年)に先駆けた日本初のゾンビ映画だってことが後半わかった!! 死んだはずの浅丘ルリ子が蘇って銀座松屋でデパガとして強制労働させられているとこを元恋人の石原裕次郎に助け出され、誰も怖がらないのにルリ子がなぜか勝手に泣きそうに怯え、オモチャのピアノの霊力を借りてハッピーエンドに辿り着く。ロメロよりもゾンビの最古典『恐怖城』(1939年)に圧倒的に近い。。

てことで、昭和前期らしい凡作。

主演男女IもAもどっちかっていうとブサイク。なのにとことんスタア映画として撮られてる。スタッフもキャストも鑑賞者も一人残らず同じことを思ったはずだけど、A本人よりも「Aを美化して描いた油絵」がはるかに美しい! その油絵が登場するシーンにだけはハイクォリティー感が漲っちゃうため、絵の霊力でハッピーエンドがもたらされるんだとすべての人が予想錯覚する。ハズレです。オモチャのピアノの露払いでした。
この勘違いな映画の中で(油絵以外で)唯一すばらしかったのは、江利チエミ。華やかさの自覚などない彼女は、華やかな人としては撮られず(べつだん大切に扱われず)、単に個性を発揮し、単に作品に溶け込み、単にイイ芝居をし、単に上手に唄ってる。結果として輝いてる。江利本人も周りも勘違いをしてない。すばらしい。

銀座カンカン娘が観たかったのに観れないのは残念。でこしゃん。。。


しかたないから、2020夏記念・特別企画だよ♪

★★お洒落についてはハズさないマリが選ぶ〈世界に誇る、邦楽史上最お洒落曲ベスト20〉女声ヴォーカル篇(小野リサ等カヴァーを除く)★★
① AQUARIUS マキ奈尾美
② History vividblaze
③ 天国の雨 日向敏文 ft. 熊本マリ
④ ベイビィポータブルロック ピチカートファイヴ
⑤ とっておき My Love 門あさ美
⑥ ウェイトレス 竹内まりや
⑦ NEW LOOK 安室奈美恵
⑧ マイピュアレディ 尾崎亜美
⑨ ポールポジション 今井美樹
⑩ LOVE EVOLUTION 西内まりや
⑪ GIRLZ UP HIROKO
⑫ RIDE ON WEEKEND 竹内アンナ
⑬ Butterfly 木村カエラ
⑭ Stand Up 倉木麻衣
⑮ 中央フリーウェイ 庄野真代
⑯ 海を見ていた午後 荒井由実
⑰ クロノスタシス きのこ帝国
⑱ 彼女と TIP ON DUO 今井美樹
⑲ セックスレスピストルズ Su凸ko D凹koi

⑳ 銀座カンカン娘 でこしゃん