過去に観たイラン映画は「ぼくのうちはどこ？」「運動靴と赤い金魚」と子供がメインの温まる作品だったけど、今回は離婚、介護、訴訟、嘘と大人達が騒動を巻き起こす。
ある夫婦の離婚申請から話が始まる。
妻シミンは夫ナデルと娘テルメと共に国外へ移住したいが、ナデルは認知症の父を置いていけない為移住したくない。
シミンは外国への憧れもあるが娘の将来を考えて国外へ出たいとの事。
離婚申請は一時却下されて
シミンは実家の元へ、ナデルはテルメーと認知症の父と三人で暮らす事に。
ナデルは家事や認知症の世話も兼ねて、家政婦を雇う事にしたのだが...。
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ナデル一家は貧困でも無く生活は安定している様に見えるのにどうしてシミンはそこまで強引に国外に出たがるのだろうか？
そもそも何故ラジエーは流産した原因がナデルにあると言ってしまったのか？
あれだけ信心深いのに嘘をついたのだろうか、お金を盗んだせいにされたからなのだろうか。
ラジエーが嘘ついた事実を知ったのに旦那はナデルのフロントガラスを割ったのは何故だろうか？
全ての原因は自分達に有った事が判り悔しさから現れた行動？
元からこのラジエーの旦那は短気で行動に問題があったのかもね
最後どうなるのだろうねえ
テルメーにとっては父親と母親の仲が戻る事を願っている。
しかしながらいくらテルメーの為にとは言え、父ナデルが嘘をついた事実は変わらず。
見る目が変わったかも知れない。
ナデル側もラジエー側もはっきりとした着地点が見えないまま終わる。
兎にも角にも
何も罪の無い子供達が一番の被害者。
子供達の目がそれぞれ物語っている。
