健一

戦艦ポチョムキンの健一のレビュー・感想・評価

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)
3.4
1925年 ソ連映画 モノクロ サイレント作品。

私がよく足を運ぶシネコンで グランドシネマサンシャイン(池袋)という劇場があります。
自宅から一番近いという事もあり度々お世話になってます。
このシネコン。とにかく内装が素晴らしくて 映画ファン心をくすぐるインテリアがあちこちに散りばめられていて 本当に大好きなシネコンです。
エスカレーターを使って上階のシアターへ行く際に額縁に入った🖼名作のポスターや絵などが年代順に展示されており 何処までも飽きさせない演出をしてあります。
エスカレーターを昇る度にこのポスターを見ながら
『コレ見た、見た、見てない、見た。』と一人頭の中で勝手に遊んでます。

そんなポスターの中にあるのが本作。
いつか観ようと思っていて 今回重い腰を上げて この名作を初鑑賞。

戦艦ポチョムキンの艦内で水兵達に支給された「肉入りスープ」。
中には ウジ虫 が入っていた。自分達への扱いの酷さに激怒した水兵達は暴動を起こし、ひいては革命を引き起こしてしまう。

約一年ぶりのサイレント作品。たまにはいいですね。
今から 95年も前の作品。私の両親さえ まだ生まれてません。

1905年に起きた戦艦ポチョムキンの反乱を描いた作品で『オデッサの階段の虐殺』をベースにしている。
乳母車が階段から落ちていく有名なシーンは デ・パルマ監督の「アンタッチャブル」でも再現されているのはご存知かと。

モンタージュ理論を確立した作品として知られ、のちの映画人にも多大な影響を与えた作品。
いち映画ファンとして一度は観ておきたい作品! この当時としては画期的なのだろう。

とにかく 映像の持つ力 に圧倒される。



😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

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