なまくらウォッチメン

白い恐怖のなまくらウォッチメンのレビュー・感想・評価

白い恐怖(1945年製作の映画)
4.2
面白い
ヒッチコックにしては珍しい女性主人公の男女逃避行もの
記憶喪失の男を精神科医の主人公がセラピー的に記憶を掘り起こしていくミステリーとして無駄がない話運びで良い

少々後出し展開や粗のある脚本ではあるが、アクションなしで手堅く作られた良作だ

アクションが無い代わりに、ダリ監修のはったりの効いた悪夢的美術造形で画はかなりリッチ
映像演出に関してはヒッチコックの中でも随一だと思う