みどな

アジャストメントのみどなのネタバレレビュー・内容・結末

アジャストメント(2011年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

SF。

「運命」とは。
己が切り開くものなのか、決められたものなのか。
その葛藤をデヴィッド(マット・デイモン)を通して見る。

複雑な回路のような運命のつながり、接触点。
「調整」と言われる行為によって決まったルートに戻される。
とても自然に。それが「当たり前」のように。
偶然、必然、運命…。
「調整員」の彼らにとって、それらの言葉は
書の導きとも知らず、選択して歩んだ「と思っている」。
とても皮肉めいた言葉達なのだろうか。

ドアを使っての移動は「どこでもドア」を連想させる。
ドアノブの捻りは左側に回すことは自然ではないため、
彼らの世界には気づかない。
水の流れは常に流れているため「点」が見当たらない。
それは「接触点」を隠す。

さて、運命は誰が「決めている」のでしょうか。
「切り開く」ことはできているのか。
みどな

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