円柱野郎

アジャストメントの円柱野郎のレビュー・感想・評価

アジャストメント(2011年製作の映画)
3.0
世の中を動かしている存在から追われ、自分の道を自分で切り開いていくというSFサスペンス。…のようだけれど、話のキーであるはずの女性との運命的な出会いがいまいちそう見えないせいか、微妙に話に入り込めない。特に終盤、主人公が調整局の目を盗んで移動する場面など、協力者や雨による追跡制限などの取ってつけた感が目に見えてしまい、盛り上げるシーンのはずなのに乗り切れなかった。どこでもドア風な遠隔地への移動描写は面白かったけど、それだけかな…。 全体のテンポも微妙だし、「(主人公を)大統領にして世界を救わせるため」とか大きなことを言う割に、一人の女に会ってはいけないというだけの小さい話にも危機感が感じられず…。運命論的な話やなんかはちょっと鼻についたかも。そもそも調整局員も、主人公に気づかれる発端が居眠りって…。敵役のプロ組織としてどうなのかねえ?w (結局その居眠り君は協力者になったけども…。)
円柱野郎

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