このレビューはネタバレを含みます
チャップリンとコンクリン
2011年3月13日 21時07分
1914年キーストン社提供、チャールズチャップリン脚本、監督、主演。
原題「Those loves pangs」。邦題「恋の痛手、恋の痛み、髭の、チャップリンとコンクリン」
追記pangは、(心の)激痛、苦悶という意味。辞書参照
キーストン社提供。
1914年に年間35本契約を結んだチャーリーの作品。
共演、お髭のデカいチェスターコンクリンオジサンとの恋のすったもんだ物語です。
ワンフレーム内、ワンカットでドラマを展開する苦しい展開。
キーストン社製作は、本当に安くあげようと必死な感じ。
スタジオと外の公園で撮りあげたような感じです。
このスタジオの外でシュートしようや!的適当範囲映画多いです、初期チャーリー。
チャーリーの表情も激しく極めて冷淡。
チェスターおじさんにフォークで突っついたり、杖で引きずり回したりやりたい放題。
分数も十分少々のチャーリー短編。スケッチ的ドタバタ。
物語も無く、アイディアだけ。
同画面でイチャイチャして、木に隠れている感じ。近くでその様子を見て嘆く様。
カットを割らずに、三人を同じフレーム内にいれて、強引にキスと嘆きを魅せるチャーリー。
初期短編によくあるチャーリー的風景でございました。
チャーリーとコンクリンの恋の痛手合戦を是非!