カイル

父親たちの星条旗のカイルのレビュー・感想・評価

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)
3.8
第二次世界大戦の硫黄島の戦いを描いた作品。

ある1枚の写真が全米を駆け巡った。
それは、硫黄島の摺鉢山(すりばちやま)の頂上に星条旗を立てる瞬間を捉えた、歴史的な報道写真であった。

その写真に写っていた3人の生き残った兵士達はアメリカ本土に呼び戻され、枯渇した費用を賄うため戦時国債の販促ツアーで全米を回ることになる。
そういえば、前に観た映画「メンフィス・ベル」の25回出撃達成も同じく広報に利用されたって聞いたなぁ。そういうことは当時普通にあったのかな?まだまだ知らないことばかりだ。

途中で、船から落ちた水兵が見捨てられる場面があったが、あの様なことは実際にあったことなのだろうか。「プライベート・ライアン」でたった一人の兵士のために命をかけたのとは違いすぎる。

3人の生き残った兵士のうちの1人、ピマ族のアイラ・ヘイズが印象に残った。英雄として祭り上げられ、インディアンだからと差別を受ける。
後に「アイラ・ヘイズのバラッド」という歌がピーター・ラファージによって書かれ、ジョニー・キャッシュやボブ・ディランが歌っている。

ハンクを演じている人は見たことあるな〜誰だっけ?この透ける様な印象的なブルーの瞳は・・・
って思ったらポール・ウォーカーだった(^_^;)ワイルド・スピードでお馴染みだったはずなのに何故か全然すぐ分からなかった。

クリント・イーストウッドという人は、俳優だけではなく監督としても素晴らしい!と思える作品だった。
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