☆5に収まらない圧倒的圧力。数日引きずりそうな後味… どうしてもボヘミアン・ラプソディを連想せざるを得ないね。
黒人で盲目の伝説的アーティストレイ・チャールズの一生を描く。
いつものごとくろくな人生経験もないのにグダグダ人生論の能書きを垂れちゃいそうになりますが笑、そういう自分にいい加減うんざりしてきたので止めます…笑
家庭が貧乏で、しかも幼い頃から盲目になってしまって、しかも当時黒人差別の激しい時代ということで、こんな時代を余裕は全くなくとも全力で駆け抜ける主人公を見てると、何というか何故かわからないんだけど泣きそうになりました。
でも主人公も別に元から特別強い人間だったとかじゃないんだよね。
お母さんのこれから一人で世間で生きていかない息子への愛と厳しさ溢れる教育があったというのが映画内で描かれていました。
「強く生きなさい」という台詞がまるで自分に言われているようでした。
周りに助けを求める能力も必要だけど、現代のような理解ある時代だからこそ、自分の力を鍛えたり、自分の力を自分で信じる力というのが大事なんだと思いました。
さっきから私は強い強いと言ってますが、この人は酷い麻薬中毒になったり人間関係も無茶苦茶な人なので、人によっては弱い人と捉える方も多いかもしれません。
どんな天才であってもその前に一人の人であって、強いとか弱いとか、そういうことじゃないんだろうなたぶん。
ただただ自分の人生を死ぬ気で駆け抜けた主人公に対して自分は感動したんだと思う。だから自分はヒューマンドラマ全般が好きなんだと思う。
私も客観的にはどうであれ自分の人生をちゃんと生きてるという意味では一応頑張ってるので、もう少し自分を褒められるようになりたいと思いました笑 自己肯定感ってやっぱり一番大事!笑
彼のテンション高い音楽から同時に虚しさ、絶望を感じてしまうのは、人の感性ってそういうものなのだろうなと思いました。