製作費に 1億ドル以上がかけられたが、興行的は大失敗。（製作費の10分の1しか回収できなかった）とのことで「最も興行赤字が大きい映画」としてギネスに記載された、伝説の海洋冒険活劇。
そんな作品への私の興味として「それだけ金かけているんだから派手で面白いのでは？」を裏切らないド派手映像に圧倒された。
なんせ、作りこまれた海賊船に、乗組員として躍動する膨大なキャスト達。反してそれらをすべてぶっ壊す火薬量が物凄く、私は手をたたいて楽しんでしまった。
更に特筆は、主演で女海賊のジーナ・デイヴィスの立ち回りがめちゃくちゃ格好良い！
英国軍隊に追われ馬車で街を駆けるシーンから、船上での立体的に飛び回るアクション。そしてクルクル変わる衣装にも目を奪われる。
観ていてこれって『ロング・キス・グッドナイト』の海洋アクション版じゃん。と思ったら、監督が同じレニー・ハーリン。しかもジーナ・デイヴィスとご結婚されていたとは。
確か『ロング・キス・グッドナイト』も1億ドル以上製作費かけていて、自分の嫁さん主演にハリキリ過ぎ（笑）
その勢いも空しく、大コケしてしまった本作ですが、きっとタイミングが悪かっただけじゃないかな～
正直、派手さではジョニデの『パイレーツ～』より上。ちょっとアクションが90年代の古臭さもありますが、それも私好み。
規模的には間違いなく”アクション大作”といえる、おすすめの一本です。
