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『外人球団』に投稿された感想・評価

5.0
この映画の内容、また、80年代後半当時の日本における韓国映画をめぐる状況は、2021年2月20日付・てつこてつさんのレビューが完璧に解説していますのでそちらをご参照ください。
ただ、これは私にとって何物にも代え難い思い出の映画ですので、個人の感想を中心に書かせてください。

この映画の原作漫画は全6巻(注1)。一冊が分厚い大部なもので、そのアダプテーションは必ずしもうまくいっているとは思えません。
大河小説とでもいうようなストーリーを咀嚼できていない。ストーリーをつなげるような部分や見せ場の部分だけを抜粋して映像化、それを順番に並べて串刺しにした・・・ような、見ようによっては散漫な印象なんです。

しかしです。この映画に感動し、何回も観るに耐えたのは、その串刺しの「串」が細っこいやつではなく、ぶっとい「幹」のように感じられたから。その幹に、ストーリーをつなげるような部分や見せ場の部分が枝葉のように生えて、ひとつの大木を形作っているように感じられたからです。
そのぶっとい幹とは何か。それは「愛があれば何でもできる」という信念のようなものであり、映画にこめた監督の思いなのだ思います。
だからこそ、原作のアダプテーションに多少弱いところはあっても魅せられてしまう。感動してしまうんです。あくまで個人の感想。

そしてそれをダメ押しするのが劇中で繰り返し流れる丁秀羅の名曲、「난너에게(ナン・ノ・エゲ 僕は君に)」です(注2)。

僕は君が喜ぶことなら何でもできる 
僕は君が好きなことなら何でもできる
星より綺麗で花より美しい僕の君(注3)
この世界全てを捧げても換えられない僕の君(注3)
君と一緒にいれば愛は僕のもの 
君と一緒にいれば世界は僕のもの
僕は君が喜ぶことなら何でもできる 
僕は君が好きなことなら何でもできる

というあまりにもシンプルで美しい想い。この挿入歌は映画の幹となる精神を歌いあげてあますところがありません。

この映画には確かに欠陥もある。しかし愛もある。その純粋な想いを信じて描いた、そんな映画であると思うのであります。

注1
私が読んだ版です。その後、いろいろなバージョンが出たようです。

注2
一人称での男女の区別がわかりづらいのですが、私は男の子なので「僕は君に」としましたが、女子なら「わたしはあなたに」とも言える。歌詞に친구(チング=友達)と出てくるので男女愛ではなく、友情かもしれない。しかし、そのどれでも成立する「幹」となっています。
これほどまでに映画の精神を体現した挿入歌は他には「人間の証明のテーマ」くらいしか思いつきません。

注3
この部分に「친구(チング=友達)」という単語が使われていますが、この친구は訳し方が難しい・・・。「友達」ではしっくりこないので、「君」としました。ご容赦ください。

追伸1
1987年当時から韓国語を勉強しておりました。その時、日本でも発売されたこの映画のVHSを購入、カセットテープに録音、肝になる部分は先生に聞き取ってもらってノートを作り、毎日通勤時間に聴いて学習しておりました。
夏季休暇には韓国に行って原作漫画とサントラカセットを入手。これはもう最良のテキストであり、かくしてこの映画は繰り返しの視聴に耐える、何物にも代え難い思い出の映画となったのであります。
当時、韓国は男の旅行先。それも政治目的か、女がいるんだろうとかいうのが一般的常識で、そのどちらでもない私は肩身の狭い思いをしておりました。ましてや女性が韓国旅行など到底考えられない時代。
そんな80年代後半から90年代前半、これは飽きっぽい私が何かひとつのことに寝食忘れて集中したという、思い出深い経験でした。
しかしその後、忙しさにかまけて学習も遠のいてしまったので、身につけたものはすっかり落ち、今や老化街道を歩んでおります。
映画のVHSもサントラカセットも、再生できなくなってしまいました。

追伸2
この「난너에게(ナン・ノ・エゲ 僕は君に)」という歌は、その後、出だしの部分がポール・アンカの「アイ・ドント・ライク・スリープ・アローン」という歌の出だしに似ているということで、韓国の公演倫理委員会に指摘されたらしい。聞いてみると確かに似ています。「人間の証明のテーマ」の🎵ママァ〜が「ボヘミアン・ラプソディ」に似てるというのと同じくらいのレベルです。
しかし、これはもう「난너에게」は「난너에게」なのです。「人間の証明のテーマ」は「人間の証明のテーマ」なのです。
え、この作品がFilmarksにきちんと掲載されてることにちょっと感動!人生で初めて見た韓国映画こそ、この「恐怖の外人球団」。

でも、あまり知られてはいないが、実は、1986年の韓国映画国内興行収入ランキング第一位作品だったりもする。

1989年か1990年に吉祥寺のミニシアターで韓国映画特集なるものを週替わりで上映していてイ・チャンホ監督&アン・ソンギ主演作品物「鯨とり コレサニリャン」(1985年製作)「ディープ・ブルー・ナイト」(1984年製作)と続けて鑑賞した懐かしい思い出・・。

原作は、韓国で当時大ヒットした熱血野球漫画。ならず者ばかり集めた弱小野球チームが、アン・ソンギ演じる熱血監督の型破りな特訓によって勝利を収めていく・・っていうコッテコテな悪い意味での漫画チックなストーリーに加え、主人公の若い野球選手が恋人と話しをする喫茶店のBGMがチャイコフスキーの「くるみ割り人形」だったり、バスで去り行く恋人を主人公がドアの扉にすがって引きずられながらも別れを惜しんだりと、劇中では大真面目なシーンでも、映画館ではクスクス笑いが起きていたことも懐かしい思い出。

おそらく、映画作品自体の出来映えとして、今、冷静に評価したら★1.5が精いっぱいだろうけど、当時は近くて遠い国として存在していた韓国のエンタメに初めて触れた衝撃はものすごく大きく、「シュリ」がその後日本で大ヒットして本格的に韓国映画ブームが到来するよりはるか以前に、自分に韓国映画の、まだ大味ながらもその魅力の片りんを伝えてくれた事に感謝して個人的には文句なしの★5つ。レビュアーさんが圧倒的に少ないんで、一人で平均評価上げちゃってすみません。

アン・ソンギは今も韓国映画界の名優として活躍している事はもちろん、この作品でデビューを果たしたイケメン俳優チェ・ジョソンもテレビを中心に芸能活動を続けているもよう。ヒロイン役のイ・ボヒも綺麗だったなあ。

作品中に随所流れる「ナン ネガ キッポハヌン イリラミョン ムオドゥンジ ハルス イッソヨ」(私は,あなたが喜ぶことなら,何でもできる。)というテーマ曲がとても美しく、90年代に入ってから初めて韓国旅行した時に色んなCDショップでサントラを探したんだけどどうしても見つからなかったのがいまだに残念。
別名「恐怖の外人球団」または「アウトサイダー野球団」。
いやー色んな意味でコテコテ過ぎる...ギャグなのか真面目なのかよく分からない。
劇中にやたらと時代を感じさせる歌が流れるのがこっ恥ずかしい。
若いアンソンギがムチャクチャ過ぎる。アンソンギ史上おそらく最狂。そしてアンソンギも出てるし最早シルミド野球版。
いきなり主人公のライバルの名前がマドンタクで笑ってしまった。マドンタクだかマドンナだか知らないとか言われてるし顔が田舎臭い。
今の世界最高峰レベルな韓国映画の数々からすると珍味としか思えない代物だが、資料的価値はあると思う。

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あらすじ

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