ひでやん

アイデンティティーのひでやんのレビュー・感想・評価

アイデンティティー(2003年製作の映画)
3.9
死刑囚マルコムの死刑執行の前夜、罪を問う再審理が行われようとしていた。

場面は変わり、嵐の中モーテルに偶然集まった11人の男女が次々と殺される。この2つの場面により、物語が展開されていく。

密室で起きる連続殺人事件は、ありがちで、使い古された設定だが、この映画は巧妙に仕掛けられた演出によって、ミスリードへ誘っていく。

再審理の場面とモーテルは同時進行なのか?モーテルは過去の出来事か?犯人は誰なのか?なぜ死体が消えるのか?消えた死体はどこへいった?

謎のパーツが一つの真実へ向かって繋がっていく。そういうことか!と驚いた。最後までまったく分からなかった。だけど、このオチに似た作品は他にもあるよな、なんて思っていたら、その後さらにどんでん返しがあった。

お…お前か…。怖っ!
ラストシーンでゾクッとなった。

サスペンスが好きな人にオススメしたい映画の一本になった。
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