緑雨

戦火の馬の緑雨のレビュー・感想・評価

戦火の馬(2011年製作の映画)
2.0
冒頭、大空撮にジョン・ウィリアムズの大仰な音楽が被さった時点で嫌な予感はしたのだが…

父親が何故あそこまで入れ込んで馬を競り落としたのかも、ジョーイが何故突然荒地を耕し始めたのかも、従軍医師が何故心変わりしたのかも、自分にはまったく伝わらなかった。それらが描かれていなかったわけではない。が、とにかく浅い。エピソードありきで、人間の感情や、人間の感情が馬に通じていく過程を映画という手法を通じて表現することができていない。で、ウィリアムズの劇伴だけがとにかく煩い。

馬の肢体の躍動感を捉えた映像だけが素晴らしい。
緑雨

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