このレビューはネタバレを含みます
面白いところは、主人公コンスタンティンが非常に利己主義者であって、人のためではなく、自分が地獄に堕ちないためにエクソシストとして働いているところ。
このアンチヒーロー的なところが良い。
世界観もかなり凝っているし非常に俺好みの一本ですw
キリスト教的な世界観は、蝿と蛇でできた悪魔の姿や、現実世界の延長にあるような地獄世界に出てる。
天使と悪魔の関係なんかも面白いと思う。
ただ悪魔に対抗する武器やなんかは、「ブレイド」や「ヴァン・ヘルシング」にも似たような物が出てくるから目新しさはないけどね。
戦い方も似てるし。
原作のアメコミでは徹頭徹尾の利己主義者の様だけど、この映画では次第に他者のために戦うというコンスタンティンの“成長”が見える。
ハッキリ言えばそれである程度オチは読めてしまうんだけど、でもコンスタンティンがまさかそっちを召喚するとは思わなかった。
この展開は結構痛快だったね。
ところでこの映画は禁煙映画でもあります。
俺は元々吸わないけど、観ているとますます吸いたくなくなるねえw