ルサチマ

底抜けコンビのるかそるかのルサチマのレビュー・感想・評価

底抜けコンビのるかそるか(1956年製作の映画)
4.9
楽しさが尽きることない。何てったってハリウッドな大傑作。最強のコメディ作家を挙げるなら、スタージェスかキートン、そしてタシュリンだなー。
どんな合成技術が発達しようともタシュリンのスクリーンプロセスの離れ業には敵わない。ハプニングをハプニングで乗り越え続ける大嘘つきにして真の娯楽映画。画面に映る水辺の煌めきと緑の大地、そして砂煙に塗れる赤い車の色彩的官能性に加えて、帽子を被っては放り投げる運動の雄大さに心から素晴らしさを感じる。
ルビッチだとか呟く前に、俺は先ずタシュリンの娯楽映画を真っ向から称賛する。
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