びっくりするくらいつまらない。
ほんとに倉本聰脚本なのかと疑うほど。
三菱自動車全面協力で、パリダカール・ラリーのお話、バブル企画ぼい。
ラリーを題材にしてるのに、内容はラリーはほったらかしで2組の男女のどうでも良い話。
いや、折角なんやしラリーを描こうよ笑
まあ百歩譲っても、せめてラリー放置するだけの男女の話にしてくれ。
石田あゆみがファムファタールぼい自由な女なのだが。
それは良いとしても、全くラリーのナビ役には見えないし、そう見えるように撮影すらしていない。
いやそもそもこの映画、誰が、いつ、何故、何をしているのかがとてもわかりにくい。
ここ最近見た中ではダントツに演出というか、映画作法そのものが下手過ぎて笑ってしまうレベル。
よくこれで映画監督で何本も撮れてるものだ、昭和映画界恐ろしい。
南極物語撮った人か、なるほど。
確かあれもかなりつまらなかった。
脚本、演技、劇伴、演出、撮影、ほぼ全てダメなのだが良いところを探すと…
唯一桜田淳子の演技が、俳優陣で一番良かったのには驚いた。意外と上手いし表情も良い。
恋人のもとに駆けつけてベッドに倒れ込んでおいてキス無し演出には萎えるが。
久しぶりに岡田真澄を観れて嬉しかったが、相変わらず日本映画に出てるのは浮いてる感じ。日本語話してるのに違和感がある笑
石田あゆみの行く末もなんだかなあだし、
ここまで酷いと逆にツッコミどころ満載のコメディ映画としては優秀だった。
倉本聰にこの作品についての釈明を聞いてみたい。