冒頭の5分間は最高だった。
まるで告白や の中島監督かと思った。
これはサクランを超える、蜷川実花史上、傑作になるのかと思えた。が…
7分超えた辺りから、何が起きているのか意味不明、説明無しで、急転直下。
どういうこと??
漫画原作読んでない人はもうここでついていけないのではないか?
漫画原作読んでる人は、むしろ冒頭から全然違うと怒っていたかもしれないが。
どうしてもこうもストーリーテリングが下手なのか。
ストーリー映画は諦めて、芸術映画や雰囲気映画を撮っていればもっと評価出来るのだが、何故か原作付きのストーリー映画をやるので、蜷川実花本人の良さは半減され、酷評されてしまうオチ。
色遣いや美的センスなどは決して嫌いではないし、むしろ好きなのだが、演出や脚本構図などはどうしても下手くそなので作品全体的にはダメになってしまう残念な出来。
同じ写真家出身のアントンコービンなどは白黒で構図が本当に素晴らしかったが、
蜷川実花は構図やカメラワークが頂けない。
今回の映画ではわざとだろうが、アクションシーンでは手ブレしまくりのカメラワークで、何が起きているのかが全くわかりにくい。
写真家出身なら、色遣いだけではなく、もっと構図やカメラワークに拘って欲しい。
前半視聴済み。
後半観てからまた追記します。