円柱野郎

シャーロック・ホームズの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んでいない俺にとっては、ホームズはTVドラマか宮崎アニメくらいのイメージが強いのだけど、拳闘までこなして大男を倒してしまう彼の強さは、もうアクションヒーローのそれじゃないか。
じゃあイメージぶち壊しだからダメかというとそうでもなく、ロバート・ダウニー・Jrが良いキャラを作っている。頭がキレそうに見えるし、格闘もちゃんとこなすし、なによりクールと言うより少し茶目っ気を感じさせるその雰囲気が良い。対するワトソンを演じるのがジュード・ロウで、これがまたクールで格好いイメージというのも上手い作りだね。このコンビは、これはこれで大いにアリだ。
元々が推理小説なのだから謎解き要素はどうかと言えば、そのあたりはテンポ重視の展開のために簡素化されている感じ。いわゆる推理ドラマの様な感じではなく、どちらかという勢いで進むアクション・サスペンス的な印象が強かった。ただ前振りと解決が強引というわけではなく、見ていれば分かる部分もあるけど…、基本的に映像以外の情報が少ないので観客が謎を解く前提では作られてないね。
本作の敵は“黒魔術”により国家掌握を狙うブラックウッド卿。しかしその陰で暗躍するモリアーティ教授!続編を作る気満々ですなw
円柱野郎

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