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アルカトラズからの脱出のろのレビュー・感想・評価

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)
5.0

暗い独房の門が開く。
看守が告げる。
「Welcome to Alcatraz」
モリスの顔に、雷鳴が轟いた・・・。

2020年、今年はねずみ年ですね!
ということで、今年の映画初めは“ねずみと一緒にお風呂に入っちゃう映画”こと「アルカトラズからの脱出」!
痺れるようなセリフの数々に囚人たちの友情はまるで西部劇!
オープニングからアクセル全開で、特に冒頭の、水滴に滲むアルカトラズのカットが渋い!
めちゃくちゃ面白くて、思わず2回観てしまいました。

1960年1月18日、脱獄常習犯モリスはアルカトラズに送られる。
“ザ・ロック”と呼ばれる孤島アルカトラズから脱獄できた者は、これまで一人もいなかった。
そこで、モリスは通風孔に目を付ける・・・。

アルカトラズに住みついたネズミと暮らすリトマス。
週2回のシャワーももちろんネズミとともに。
「一緒に洗っときゃ、こいつもよく眠れるだろう。」
リトマスは嬉しそうにネズミの背をこする。

また、モリスの隣の房にやってきたチャーリーと話す場面。
「おたく、名前は?」
「俺はアル・カポネだ。」
「アル・カポネって、まだ生きてたのか。」
「あんなに金があるのに死ねるもんか。」
ちゃっかり嘘をつくリトマスに、「またな、アル」とさりげなくノリノリのモリスが本当に粋でたまらない。

そんなある日、絵描きのドクが事件を起こす。
静まり返った作業場に、看守の笛の音が慌ただしく響く。
モリスのポケットには黄色い菊の花一輪。
それは、「刑務所の中だろうと俺の中から花が咲くんだ」とドクが自画像に描いた花だった・・・。

獄中で爪切りとスプーンの柄を溶接。
コンクリートと水と雑誌の広告で作るダミー人形。
生きてアルカトラズから出ることが出来なかった仲間の想いを胸に、モリスは暗闇を進み続ける。
彼のポケットには、一匹のネズミ、そして一輪の花があった。




( ..)φ

思わず二度見した映画大賞2019はこちら。

トレマーズ
カールじいさんの空飛ぶ家
エスケープフロムLA
プロジェクトA
続・夕陽のガンマン
大砂塵
フランシス・ハ

どれもめちゃくちゃ面白かったなぁ。
また今年も借りに行こう。


( ..)φ

ちなみに、母の映画初めは「ノーカントリー」でした。(クセしかない)
正月早々、リビングに行くと毎回誰か殺されてました(^-^)
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