ひろぽん

ミッション:インポッシブル2のひろぽんのレビュー・感想・評価

3.6
『ミッション:インポッシブル』2作目

休暇中にロッククライミングを楽しんでいたIMF諜報員のイーサン・ハントのもとに任務の依頼が届く。元IMF諜報員であり同僚だったショーン率いるテロ集団に奪われた危険な致死性ウイルス「キメラ」を奪還する任務。イーサンは女泥棒のナイアと共に「キメラ」奪還のために奮闘する物語。


休暇中に命綱無しで垂直の崖のロッククライミングを楽しんでいる冒頭から落ちそうでハラハラドキドキが止まらない。

登りきった後にヘリから撃ち込まれた筒状のモノから登場するサングラス。かけると5秒後に消失してしまう依頼のメッセージが聞けるという粋な演出がカッコイイ。

“場所を教えたらバカンスにならない”
という台詞も印象的。

ヘリで屋上から急降下して、侵入時間が限られている中で、製薬会社に侵入するという不可能なミッションに挑む。感知されてしまったら即アウトな潜入はやっぱり手に汗をにぎりながらのハラハラドキドキが止まらない。

今作の見所としてはやっぱり、変装マスクと変声機を使った正体の騙し合いが最高に面白い。お互い凄腕諜報員ということで、ここぞという場面で相手に変装するから綺麗に騙される。

イーサンとショーンが仕事そっちのけでナイアを奪い合う三角関係とその2人の執念がエグすぎる。お互い殺し合ってでも手に入れようとするくらい魅力的な女性ということか。

終盤のイーサンとショーンのバイクアクションと肉弾戦の決戦もレベルが高くかなり激アツな展開。足をズルズルスケーティングしながら、バイクを盾にして銃弾を防ぐという高等技術がスゴすぎる。スタントなしでコレをやるトム・クルーズの気合いが素晴らしい。

肉弾戦ではカンフーを意識したような攻防戦が泥くさくてカッコイイし、ナイフが目に刺さりそうなギリギリの演出も緊張感があって良かった。

ラストの意地の銃撃戦もキメキメで痺れた!

ジョン・ウー監督の象徴という事で、平和の象徴の鳩が多様される演出も見事だった。短髪のトム・クルーズもカッコイイが、長髪のトム・クルーズは大人の色気があってコレまた魅力的。シャンプーのCMのオファー来そうなくらい髪が綺麗になびいてた。

シリーズを通しては1番酷評されてるが、それなりに楽しめる作品だと思う。潜入するミッションのレベルがそこまで高くないけど、アクションに力を入れてる部分は評価できると思う。
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