Kevin

ルディ/涙のウイニング・ランのKevinのレビュー・感想・評価

4.5
幼い頃からノートルダム大学のフットボールチームに入ることが夢だった青年“ルディ”(ショーン・アスティン)。
しかし成績や家の経済的事情により高校卒業後、父と同じ工場で働くことになる。
それでもまだ夢を諦めきれないルディはある日の出来事をきっかけに、再びノートルダム大学を目指すことに。

これもまたアメフト作品の傑作です。
なぜこうもアメフトをはじめとするスポーツ映画には良作が多いのか。

しかし一区切りにスポーツ映画といっても根本にはヒューマンドラマの基盤があり、その部分が上手く描かれているからこそスポーツ映画としてもしっかり成り立っていると思います。
本作もまさにそういった作品。

ルディの決して諦めない姿勢にも胸を強く打たれましたが、なにより彼の周りの人たちの心の温かさに感動しました。
ルディは人一倍熱意を持っている青年だけど彼だけの力じゃ必ずどこかで折れていたはず。
そんな時に支えとなるのが周りの人たち。
やっぱり人は支えあって生きているんだと改めて気付かされました。

ラストは感動必須。
ルディと同じような気持ちでとても嬉しく、とても清々しかったです。
彼のひたむきな姿に多くの勇気をもらいました。

本作が〝最も素晴らしいアメフト映画〟と呼ばれる理由がわかる気がします。

てか邦題の副題いらない。
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