ぬーたん

ソウのぬーたんのレビュー・感想・評価

ソウ(2004年製作の映画)
4.0
絶対グロいし怖い…と長らくスルーしていた作品も、気が付けば既に14年経っていた‥
遂にwowow様が放送したので、よっしゃ腹をくくって観てみっか!
っていうか、何と8夜連続ソウ!ソウ来たか…。
次々と観ないではいられなくなるだろう?的なゲームを仕掛けて来たんだ。しかもソウって8作もあったのね、ということに一番驚いた!
恐る恐る観始めたけど、いきなり怖いよ(゚-゚;)
先ず、暗い。汚い。血の海。
でも、止められない。2人の男だけが居るそのシチュエーションと、これから起こるだろう事へのドキドキ・恐々の複雑な気持ちに、薄目を開けつつ観続けるわけで。
現在だけでなく、そこに至るまでの2人の様子を交互に見せるし、最後にはフラッシュバックの嵐で、実に構成は上手かった。
2人の男の1人目ゴードンはいかにもアメリカ人のやり手という感じの、金髪にがっしりとした体形。
ケイリー・エルウィスが演じた。
実際はイギリス人。ジブリ映画の吹替えをしているという情報が何だか親近感を覚えるわ。
2人目はアダム。線が細く気が弱そうで、悪人には見えない。
リー・ワネルが演じた。
オーストラリア出身。この作品の脚本を書いた人物だ。
こんな恐ろしい作品を書くとは思えない好青年風。
なかなかのイケメンだし、才能もあるのね。
刑事役にダニー・グローヴァー。
何だか懐かしい。名前がすぐには出なかった。
『リーサル・ウェポン』もかなり前だし、最近は見なくなったから。
この方、かなり身長が高いし、個性的な顔だから、出るとやっぱり印象が強い。
もう一人のアジア系の刑事はケン・レオン。
2人の身長差は20㎝以上。デコボココンビという感じ。
女刑事はディナ・メイヤー。綺麗な女優さん。
予想通り、怖いしグロいし、薄目や目隠ししながらの鑑賞。
猟奇殺人もの、例えばハンニバルのドラマ版や『2人の刑事』とかもかなりグロかったけど結構好きで観るけど、それはサスペンスとしての作品の中の必要なシーンと捉えていたから観れたのだ。
今作は、この残酷なシーンこそが作品の要で、映像が暗いし、ジメジメしていて、比べ物にならない怖さ、気持ち悪さ。
今晩、悪夢を見そうw(゚-゚;)ウーン
ゲーム感覚・謎の行きつく先・飽きない流れ・ラストのオチと、本当に良く出来ていて、その完成度の高さに感心した。
で、8夜連続だし、この終わり方じゃ、気になって、2も観ざる得ないよね。
ヤラれたよ、wowow様。
そりゃ観るさ。
ぬーたん

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