しょうちゃん

ヒドゥンのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

ヒドゥン(1987年製作の映画)
5.0
80年代の傑作SF映画の一つ。

ロサンゼルスで、
ごく普通の人間が銀行強盗をするという事件が発生。
だが犯人は寄生したエイリアンに操られただけだった。

寄生体を転々と変えつつ殺戮を繰り返すエイリアン。
それを追う刑事とFBl捜査官。
ストーリー展開がテンポ良く描かれており、
アクションも多く最後まで目が離せない。
エイリアンがロックとフェラーリーが大好きという設定がユニークである。
ギャラガーFBl捜査官演じるのはカイル・マクラクラン。
ベック刑事演じるのはマイケル・ヌーリー。
ベック刑事とギャラガーFBl捜査官だが、
最初はベック刑事に煙たがられているギャラガーFBl捜査官だったが、
物語が進むにつれて、
彼を少しずつ信頼していくなっていくバディムービー的な要素も面白い。
あまり表情を変えないカイル・マクラクランが印象的。
地球の知識がないカイル・マクラクランの行動が面白い。
クライマックスで、
次期大統領候捕ホルトに寄生したエイリアンに、
火炎放射を持って突っ込んでいくシーンは見応えあり。
最後に自らを犠牲にすることによりトム・ベックに新たな生命を吹き込み、
ロイドは息絶えてしまうが、
生命を吹き込むシーンはキラキラしたもので、
グロテスクなエイリアンが口から出てこなくてホッとする。
そのあと、
娘がパパではないと言いいたげな目をしているのは印象的。
囚人役で一言だけしゃべって殺されるダニー・トレホは笑える。
今思えば、
これがダニー・トレホとの出会いだった。
しょうちゃん

しょうちゃん