コーカサス

ジョーズ3のコーカサスのレビュー・感想・評価

ジョーズ3(1983年製作の映画)
2.3
『ジョーズ』シリーズ第3作。

フロリダにオープンした海上レジャー施設「海底王国」に人喰いザメが侵入し、恐怖に戦く人々は逃げ惑い、水中トンネル内に閉じ込められてしまう。

当時、アリビジョン3Dという立体映画方式が話題となり、公開時はメガネをかけた観客の目の前に、突如スクリーンからジョーズが出現するかのような仕掛けが施された。(後の『ジョーズ 19』ではメガネは不要?)

娯楽施設であるはずの場が、突然恐怖に見舞われる描写は、コンピューター故障のためロボットたちが暴走を始めた『ウエストワールド』を彷彿とさせる。

しかし、 “人喰いザメが、いつ、どこから、どのようにして、広く深い不気味な海から現れるのか”… その未知なる恐怖を一貫して描いてきた前作までを考えると、本作の“限られたエリア”への舞台変更は、逆効果としか思えてならない。

柳の下にいた三匹目のジョーズは、子サメを殺された親サメの復讐物語。
ジョーズの顔も三度まで…とは飽き足らず、彼の出番は次回4作目となる『ジョーズ´87 復讐篇』へとまだまだ続く。

175 2020