あざらし

オーシャンズ11のあざらしのレビュー・感想・評価

オーシャンズ11(2001年製作の映画)
3.8
「今回の仕事は稼ぎもデカイが、危険も大きい。」

ジョージ・クルーニー扮するダニー・オーシャンが刑務所を出所出来るかどうか、審議にかけられでいました。

彼は、初犯として入所となっていましたが、実は多くの詐欺行為を働いています。しかし、その証拠はなく、初犯として早々と釈放となりました。

釈放されたオーシャンは、すぐに何をしたかというと、次なる犯罪計画の実行でした。

ニュージーランド州 アトランティックへ向かうと、そこのカジノに寄ります。
ブラックジャックをしていると、ディーラーは男性に変わります。ラモーンと名乗る彼は…。

天才的なオーシャンと、その仲間たちの見事なクライム・エンターテイメント映画です。

当時、一番旬なジョージ・クルーニーにブラット・ピット、そしてジュリア・ロバーツにマット・ディモンという超豪華な俳優陣に、軽快な音楽と早い展開。なのに、分かりやすい脚本と、誰もが楽しめる明るいエンターテイメント映画になっています。

ジョージ・クルーニーの魅力を世界に知らしめた映画であるオーシャンズ。

2作目からは、あまりに一般的になり過ぎて、好き嫌いが出てしまったシリーズだと感じますが、一作目の映画は、ノリに乗っている雰囲気が出ていて、面白かったです。

ただ、世界一の女優といっても過言ではないジュリア・ロバーツは、ナチュラリストとしてプライベートを生きているのは分かりますが、この映画では、ちょっとお金目当ての美女という役柄だったのでしょうから、そのように演じた方が面白かったのではないかと感じました。

内面を重視する女性を演じたかった彼女の思惑が出たようで、それが鼻についてしまいました。

もっと気取った鼻持ちならない女性を演じて欲しかったという、個人的な願望かもしれません。もっと気取って歩いて欲しかったです(笑)

「少なく見積もっても、1億5000万…それをこの11人で均等に分ける。
一人、いくらだ?」
あざらし

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