証券会社に勤めるチャウ（チョウ・ユンファ）はある雨の夜、ブティックに勤めるジョイ（ジョイ・ウォン）とスチュワーデスのサリー（サリー・イップ）という二人の女性と、ほんの数分間に偶然出会い、たちまち恋におちた。そして成り行きから二人同時にプロポーズし、結婚してしまった彼は、ジョイとサリーの家を行ったり来たりの毎日を送り、幾度となく襲ってくるピンチも、得意の口八丁手八丁で乗り切ってゆくのだった。そんなチャウの生活の犠牲になるのは彼の親友チーホン（リー・チーホン）で、チャウのための裏工作で身心ともボロボロになってゆく。しかしそんな彼の二重生活も、偶然ジョイとサリーが鉢合わせしたことで終わりを迎える。二人の妻は力を合わせチャウに復讐した後、彼のもとを去ってゆく。ところが孤独を噛みしめるチャウの前に姿を現わしたのは、ジョイとサリーの二人だった。よりを戻したいというふたりの申し出に悩むチャウが選んだのは、果たして誰か？
チョウ・ユンファが、コメディにも才能を発揮した大爆笑必至のラブコメディ映画。
香港ノワールでは男気溢れるタフガイを演じるユンファが、この映画では美女に目がないお調子者を演じているのが、ギャップがあってユニーク。ギャップと言えば、「男たちの挽歌」「ワイルドブリット」で平気で親友を裏切る悪役を演じたリー・チーホンが、ユンファ演じるチャウの二重生活を成立させるために恋人との仲を危うくさせ酷い目にあっても義理固く手助けをするのが、これまたギャップがあって面白い。
チャウとチーホンの仕事が証券マンであることを利用して、曜日や時間をローテーションして二重生活するチャウの奮闘が、つじつま合わせやその場を勢いで乗り切るお調子者ぶりが、憎めなくて笑える。ユンファが熱唱する「ベリーナイス」など、チャウの気持ちをコミカルに歌ったコメディソングもご機嫌な傑作ラブコメディ映画。

【君たちは何股までいけるか】

需要なき香港無双レビュー！🇭🇰
伝説の香港爆笑コメディになります！！🎬
チョウ・ユンファ、ジョイ・ウォン、サリー・イップ主演。

証券マンのチャウは、美人に弱いモテモテ男。ひょんなことから同時に美女と知り合ったことから、なんと重婚生活が始まるが、ハチャメチャ大騒動の始まりだった...😱

「亜州影帝」ことチョウ・ユンファの超おバカ演技が炸裂した作品で、全編爆笑ギャグの連発で、とても『男たちの挽歌』のニヒルでクールな演技と比べると、とても同じ人物とは思えないくらいのぶっ壊れ演技を見せてくれます。　

「うぇりぃーないし〜！」の歌詞が愉快な、とにかく楽しいミュージカルや、『男たちの挽歌』や『上海灘』のパロディに、『Dr.スランプアラレちゃん』の替え歌を歌い始めるなど、ユンファのコメディアンっぷりがよく分かる作品です。

調子に乗りまくった重婚生活から、ジョイ・ウォンとサリー・イップから、強烈なしっぺ返しを喰らう展開は大爆笑モノです！
そして、ラストは男の夢と言える衝撃的な結末に...。笑
結構強烈な作品だけど、80年代香港映画の多幸感を身体いっぱいに表現した作品ですね🤔

監督はジャッキーの『ポリス・ストーリー』シリーズで、麻薬組織のボスを演じたチュー・ユアンで、彼の監督としてのセンスが炸裂した良作！
これぞ、香港エンターテイメントだ！！🇭🇰

• #ひとりぼっちの香港映画見ようね会

これと同時期に「男たちの挽歌」を撮っていたとは思えない。
主演のチョウ・ユンファの振り幅にはすごいものがある。

ユンファが2人の女性と結婚しての二重生活を営む日々。
友人にも協力して何とかやり繰りするが、次第に綻びが生まれていく。

それも当然とばかりにドタバタで難局を切り抜けていくという、いかにもな香港コメディ。
病院やらホテルやらで、どう見ても気づかれるだろと言う位のやりとり。

ユンファはミュージカルもやるし、第４の壁を破ってこちらにもしゃべりかけてくる。
ほとんどコントのようだけど、暗いシーンは一切ないのもそれに輪をかけているのだろう。