Newman

ブラス!のNewmanのレビュー・感想・評価

ブラス!(1996年製作の映画)
3.9
閉鎖されつつある炭鉱で働く労働者のバンド。でもたいへんな中でもブラスに参加している男性たちは意欲的。最初から面白そうです。町出身という女性がブラスの練習の仲間に加わります。すると、カンパを断ろう、もうブラスはやめようと話し合いながらブラスに参加した2人は、当然にカンパすると言い出します。やはり女性の力はすごい。この映画はバンド指揮者の最後の一言に尽きています。当時のサッチャー首相の政策で産業を破壊し、家庭生活を破壊してきたと話します。そして、人間の大切さが一番だと話します。人間が希望を失っていると説きます。アシカやクジラのためには立ち上がるのに人間のためには立ち上がってくれないと。最後の「バカを言うな」とトロフィを持ち帰るのも良かったです。最後の最後に「威風堂々」の演奏、この映画を象徴している。素敵でした。
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