こぅ

シュガーベイビーのこぅのレビュー・感想・評価

シュガーベイビー(1984年製作の映画)
4.0
「ご希望は?
セクシーなのを
お客様のサイズだとオーダーに」

名作、【バグダット・カフェ】でコンビを組んだパーシー監督と
マリアンネの初コンビ作品で、【ラヴ・ストーリー】。


太った冴えない中年女性、マリアン(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)が、ハンサムな地下鉄運転手、フーバー(アイシ・グルプ*)に恋をし、彼を振り向かせるために奮闘する…。

https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcQ_PmJbEwyPguj95pVF6-G2zuTQwaEXAnlcNw&usqp=CAU

https://encrypted-tbn2.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcS9hz8TFuEBa-fDvgxjxj68OgD0C7lD54dPCrMOVnh5SOdWqiDE

冒頭から
プールの真ん中、大の字で浮かぶマリアン。
ファーストショットからインパクト(掴み)を与えるのがお上手〜。

電車で通勤。
葬儀屋で死体を扱い、スーパーで買い物して、アパートに着く、マリアンのルーティン。

シュールな作風(笑い)は、アキ監督作品系譜だが、色調や独特なカメラは、双方明らかに違う。

偶々ラジオで流れた昔のヒット曲、
[シュガーベイビー]。

マリアンの部屋自体も不似合い(失礼)でオシャレだが、ライティングがまた何色かに彩られてカラフル。

ある日、
その通勤電車内のアナウンスイケボに恋した、、
惚れたら真っしぐらタイプ。
声の状態は分かった。
有休8週間申請して、他の職員に彼の名前リサーチするし、ローテーション表を手に入れるし、勿論、家までストーカーして、双眼鏡で覗く(やっぱりカーテン引かないのね)。

下着をオーダー、
美容院に行き、すっぴんがメイクもバッチリ、ピンヒールやファッションをイメチェンし、Wベッドも買い、スタンバイ。

恋する女のあるあるって、
まだ片想いで何も始まっちゃいないのに、、
マリアンは、自信満々無敵ポジティブ女‼︎
じゃなきゃ普通は、あんな状況で怯む(諦める)筈〜
それとも単なる おめでたい痛い女 なのか⁈
世の恋する女性、いや、全動物は見習うべきか⁈

ずっと片想いで愚行する姿メインで進行かと思いきや、、
本作は、ファンタジー(バグ・カフェと共通)なのだ。

そして、待ち伏せして、、
ついに翌日、部屋に誘ってみる、、
「明日の夜、七時」。

迎えるクライマックスは、
ドキハラを用意。ここは、厳しい◯◯だ‼︎

恋は、ユ◯◯◯チな時こそ、
あとが怖いものだ〜。


ラスト、、まだ⁈⁈
ホッとして良いのかどうか、、苦笑


*注記
*フーバー役、アイシは、ヴィゴ・モーテンセン激似。
こぅ

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