ぴのした

ハリー・ポッターと謎のプリンスのぴのしたのレビュー・感想・評価

3.8
20231016 何度目かの鑑賞@Netflix

多分2〜3回目の鑑賞、のはずなのに一番記憶がうすい。アラゴグが死んでるシーンとか分霊箱をトムに教えた先生の話とか全く記憶になかった。

ロンがうわ言でハー…マイオニー…っていうところとハリーが冒頭で「ハリーポッターはただの間抜けさ」っていうシーンは覚えてたから見たことはあるんやと思う。ここらへんのシーン、本当に好き。あと思い込みでキーパーとして活躍するロンもかっこいい。

ハリーポッターの各作に毎回違ったジャンルの面白さがあるとすれば、今回は中盤のラブコメ要素が強かったな。ずっと噛ませ役だったマルフォイに今回初めて人間味や葛藤が見られたところも良かった。マルフォイがあんな苦しんでるのにハリーたちときたら危機感なくイチャイチャとしやがって…

これはどうしても主観だけど、ジニーにハリーが惹かれる理由がいまいち分からない。。キャラクターとしてもハーマイオニーはもちろん、なんならルーナやチョウより魅力を感じない。ちょくちょく出てくるシーンはあるんだけど、映画だけじゃ性格も他の人と比べて特に際立つ場面が見えないからなのかな。他のキャラには大概ある「この人めっちゃ素敵やん!」っていうシーン、ジニーには特にないよね。

どうしても最終回のハッピーエンドに向けて一旦どん底に落とすパートの意味合いが大きくなるな。過去作のようにこの映画単体として成立はしていない。これまでと、この後があってこそ面白く感じられるパートかもしれない。スネイプとダンブルドアが何を考えていたのかが分からないままなのも、次回のクライマックスに備えた盛大な前振りになっている。