hideharu

エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルスのhideharuのレビュー・感想・評価

3.0
2020.4.15 DVDを再見。

またしてもハーマンヤオ監督とアンソニーウォン主演コンビによるバイオレンス。
もちろん実話系ではありません。そのせいかやはり残酷描写はあるもののインパクトに欠けるものがあります。

ウォンが今回演じるのは「八仙飯店」と同じような鬼畜で身勝手な男カイ。
舞台は香港から始まり、雇い主の奥さんとの不倫がバレて逆ギレし雇い主、雇い主の子分、奥さんの3人を殺します。そして彼らの娘にもその刃は向かうのですが運良く助かります。

10年後、南アフリカはヨハネルブルクまで逃れ現地の中華レストランで働いています。まあそこでも雇い主とワイフの夜のお勤めを盗み聞き見ながら豚肉にチ○コを突っ込みシコシコしたりと下品で下劣です。

雇い主も大概で豚肉を奥地に住む部族から買い付けたりします。その村でカイはエボラに感染するのですがこれがまた外道。エボラに感染しながらも水を汲みに来たオバはんを犯すんですよ。もう開いた口が塞がらない。

しかしカイは1000万人に1人と言われるエボラに抗体があり発症しなかった。しかし保菌者ではあるためアチコチでエボラ菌を振りまく。そしてまたレストランの雇い主と奥さん、奥さんの従兄弟を殺してミンチ肉に。アフリカンバーガーとか言うふざけた名前で店の看板メニューにしてしまう。
この辺「八仙飯店」の影響大ですね。

金庫も見つけて大金も手に入った事で香港に凱旋帰国する。
高級ホテルのペントハウスに泊まり夜のお店から女を2人お持ち帰り、その後は昔の愛人の家に居候。知らないままエボラを振りまき続ける。

そういえば10年前の事件の生き残りの娘がスッチーになっているのですがまるで霊感のようにカイが近くにいるとゲロ吐きそうになる。

話は本当に面白くないです。だからレビューを書くにもツラツラと単に展開を書くしかなくなってしまいました。

多分あれ生きたままのカエルだと思いますが6〜8匹くらいまとめて頭を切り落とし手際よく皮を剥いでいくんですがこんなシーンやら香港ではタクシーがわざわざネズミを轢き殺したりそこまでする?それ以外は解剖シーンや人肉調理中に腕が切り落とされるくらいと大人し目です。

外道らしい最期を迎えて爽やかな気分になります。

極悪列伝Ⅲ級片の3部作を続けて見ましたがやはり「八仙飯店之人肉饅頭」が1番面白かったかな。
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