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地獄の黙示録の10000lyfhのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録(1979年製作の映画)
4.5
ヴェトナム戦争中、カンボディア奥地で現地人のカルト軍隊を組織した元アメリカ軍人を抹殺する任務。出発後、ヌン川を遡りつつ、ゴール含め 4つの拠点で目撃した、戦争が泥沼化した極限状況下での様々の狂気のエピソードが、ストーリーの中心。1960-70年代のアメリカ人にとってのヴェトナム戦争の「イメージ」を再構築した作品であり、特殊ミッションを通じて斜め上から見たことで、この戦争の本質が浮き彫りになったと言える(似た手法はプライべートライアンでも採られ成功)。ヘリ関連シーンの迫力、美しさは否定できず、戦争賛美的な側面もあることに留意しつつ、本作を高評価。オケとシンセの劇伴、ドアーズ/ワーグナー/ストーンズの既存曲、ヘリ/爆撃/掃射など戦争特有の爆音で構成された音楽/音響も秀逸。影響元/先に、ヘルツォークの川遡上 2大作、アギーレ/フィツカラルドがあると思う。3 ヴァージョン中では、ド ・ラン橋から結末のカーツ大佐の王国まで緊張感をもって一気に展開する本オリジナルが一押し
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