アヤネ

ペネロピのアヤネのネタバレレビュー・内容・結末

ペネロピ(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2024年38本目。
現代のおとぎ話って感じでよかったなー。もうタイトルのロゴが出た瞬間に好き〜!ってなったもの。めちゃくちゃ可愛いなあのロゴ。ステッカーにしてほしい。ペネロピの部屋のおもちゃ箱感も可愛かったし、あと彼女が初めて見る外の世界の様子が美しくてな〜。しゃぼん玉っていう日常的なモチーフがとてもキラキラとファンタジック見えて、ペネロピの感情とリンクしてる感じがすごく良かった。
ジョニーやアニー(あとなんだかんだやりつつレモンも)のペネロピへのフラットな対応が光る分、エドワードと母ちゃんのクズさ加減が際立ってて良かったね。まぁ母ちゃんは愛情があるしちゃんと自分が悪いことにも気づいたからクズ一辺倒ではないんだけども。しかしああいう役やるとほんと絶妙に上手すぎるなキャサリン・オハラ…。
まぁペネロピは言うてもクリスティーナ・リッチなもんで、正直ブタの鼻と耳がなんだってんだって感じの可愛らしさだったね。人気者になるのわかるよ。べつにそのままでいいんじゃね?って感じもしたけど、自己肯定が呪いを解くってのがなんだか今風で良かったな。王子様に頼るのはもう時代遅れね。ジョニーとペネロピも対等な関係だしね。
ただ、ペネロピたちはイギリス名家って設定だけど、演じるジェームズ・マカヴォイがイギリス人なのにジョニーの「I can’t」の発音がイギリス英語じゃなかったり、通貨単位がドルだったりしてて、舞台がどこなのかよくわかんなかったのはちょっと気になったかな。イギリス出身ってだけで、舞台はアメリカなのかな…?でも名家ってそんな国単位で引越しするもん?パブって呼び方もイギリスっぽさ感じるし。いや、まぁそのふわっと感もファンタジーの一貫なのかもしれないから突き詰めるようなことじゃないのかもだけど。
あっ、さらっとニック・フロスト出てきたのにはびっくりした!最初ぜんぜん気づかなくて刑務所?拘置所?の面会のシーンでわかったけど、こんな感じのちょい役もやってんのね〜。
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