結湖

キッズ・オールライトの結湖のレビュー・感想・評価

キッズ・オールライト(2010年製作の映画)
3.2
誰も悪くない。家族のあり方もノーマルだろうが、ゲイカップルだろうが、いろいろあるのは当たり前だよね。
レズビアンカップルのニック(アネット・ベニング)とジュールズ(ジュリアン・ムーア)には精子提供で生まれた二人の子供がいる。ある日、子供たちが精子提供者のポール(マーク・ラファロ)に連絡するところから、物語は始まります。
医師で完璧主義でちょっと支配的な(父親的な役割なのかも)ニックに若干うんざり気味の家族からみても、自分には合わないと大学をやめ、フェロモンたっぷりなセクシーな独身貴族(当然、女性には不自由してない)で、自由気ままにオーガニックレストランを経営している(ように見える)ポールは魅力的だよね。
ラファロは男くさい外見でとてもセクシーだけど、声は少し高めでちょっとハスキー、しかも柔らかい話し方をする。そのギャップが素敵。この役には見事ハマってるなぁ。
しかし、そんなポールだって子供たちが現れたことで、今まで考えたことのなかった自分の家族について、いろいろ考えるようになるわけです。
それなのにポールの退場の仕方はちょっと残念だったです。(そんな悪者にしなくてもいいのになぁ)
誰だって間違いはするよ。
それを許してくれるのも、許すのも、やっぱり家族なんですよね。
いい子供たちだなぁ。
2014/03/30:DVD
結湖

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