結湖

トップガン マーヴェリックの結湖のレビュー・感想・評価

4.7
最高でした!!さいっこうでした!!!!
いや〜、映画って本当にいいものですね!!!!

こちらも公開が延びに延びて、どうなることかと思ってましたが、来ましたよ!
プロモの鬼、ファンサの神、トム・クルーズと共に!!
そりゃ、「絶対、映画館で見てほしいっ!」ってプロモーションしに来日するはずだわ。
だって、「映画は映画館で観るもの」としても、「年を経て作られた大ヒット作品の続編」としても、本当に見本のような映画でございました!
そう、よく映画の続編を見た時に使われる「ラーメン屋に入ってラーメン出てきた」で例えるならば、「老舗ラーメン屋の最近できた2号店に入ってラーメン頼んだら、老舗ラーメン屋の味を踏襲しながらも、より洗練されたラーメン出てきた」と言えばいいのでしょうか。(ええい、伝われ~!)

ワタクシとトム様の出会いの(どうでもいい)お話を少し。
ハリウッドのスーパースター、あなたのトム・クルーズはどこからでしょうか?
私とトム様の出会いは、おそらくTV放映の『トップガン』か、『カクテル』のどっちかだと思います。さすがに『トップガン』は劇場で見てません。歳がバレますが、当時10歳だし。
代表作を挙げればキリがないトム様。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』もその一つですが、当時、すでに説明不要のハリウッドの顔。劇場での出会いはここからでした。
しかし、ワタクシ、トム様の魅力にはこれで開眼した(というか、トム様というよりは、トム様が演じたレスタトにハマった)ものの、この映画でルイ役のブラッド・ピットにドボン。それはそれは深~い、深~い沼でございました。
なので、トム様の出演作はそこまでガッツリ追ってません。(ごめんなさい)
とはいえ、そこはそれ、トム・クルーズ。印象的な作品も多くて、出演作でどれが一番好きか問われたら、小一時間は悩むんじゃないかと思います。
トム様は映画が面白くなるためなら、なんでもしそうなところがありますよね。
それはアクションシーンを自身で演じているところからもうかがえます。
そのネームバリューだけで人が呼べるスターのひとりですが、プロデューサーでもあるトム様は、俳優としての自分も映画が面白くなる一つとしてとらえているのではないかと。
そこで今作。
そもそも大ヒット作の続編って、ヒット作であればあるほど、時間も経てば経つほど、ハードルが上がってしまうものでしょう。
それは近年公開された過去の大ヒット作の続編がことごとくアレな感じなことでも明白です。(作品名はあえて出しますまい)
なんで、続編を作ったんだ、作らなければ作品として完璧だったものを……って、我々は何度、思ったことでしょう。
きっと今作もそうですよ。
今作を見るために前作を見直しました。
当時の強いアメリカとオシャレな演出、無鉄砲な青年の青春と挫折と恋、マーベリック(トム・クルーズ)のかっこよさはもちろんですが、それだけではないマーベリックの影の部分は、当時の若者に迫るものがあったのではないのかと思います。
それだけに、その当時の印象があればあるほど、下手なものは作れない。
だって、その当時が青春だった人にとって、思い出の作品の一つに違いないのですから。
そのうえ、『トップガン』はトム・クルーズの出世作、トム様自身の輝かしい思い出そのものでしょう。
36年経ってなお、トップスターのトム様にとっても、下手なものは作れないに違いない。懐かしさだけで終わらせたくはなかったはずです。
今作のオープニングでの意図的な前作と同じカット割りや演出は、時を経た続編であることを印象付けることを狙っているのですが、映し出されるのは現在の新鋭機、映像は鮮明で奥行を感じさせ、映像が洗練されているので、古臭さを感じさせない。
……カッコいい。
はい、掴まれました~!
そのうえ、すっかり、ロートル扱いのマーヴェリックですが、若造になんかにまだまだ負けてない。
それは今もトップを走るトム様自身にも重なりますが、一方、役柄の教官という立場は、トム様自身も後進を育てる立場にいることを感じさせてくれます。
そういった、トム・クルーズという一人のスター俳優としての立場も、この作品をヒットさせている一因なのかもしれません。

いや~、面白かった!!
ぜひとも、音のいいところか、4DXで観たい映画です!
出歩くのに躊躇しない時節であれば、翌日、遠出してIMAXに行ってたに違いないわ~
いや、まだ、あきらめてないんですけどね。

2022/06/03:TOHOシネマズ新居浜(字幕)
結湖

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