いやぁ、面白かった‼
好きです、こういうノリとテンションの映画。
既視感があるので、ちょっと二番煎じ感は否めないのですが、私は許容範囲。最高に面白かった！
ゴア表現は『デッドプール』シリーズ、『キングスマン』シリーズあたりが楽しめるなら、問題ないレベルです。
海外から見た日本の表現が気になるところでもありますが、まぁ、これくらいなら許せるし、ヘンテコジャパニーズを楽しんで観る。ぐらいの気概でいれば、そこまでムキになるほどでもないけどなぁ。
あと、原作の『マリアビートル』（最高に面白い‼）を読了しているのですが、大筋の話はほぼ同じで、脚色が思いっきりされてます。原作の面白い部分とアクションの部分をグワーッと膨らませたような感じです。（読んでいたら、え？そこつながるんだ？とか、それも楽しめます。）
映画を見ると、原作はここまでアクション満載ではなく、どちらかといえば、ミステリ要素が強い感じです。日本に「殺し屋」という生業が存在するという設定なら、登場人物は当然日本人だし、ドンパチの派手さより隠密に寄るとは思うので、日本人キャストで原作を映画化するのであれば、もっとヒリヒリした重い内容になるかもしれないです。（あと、原作はテーマが案外と重い）
そもそも「外国人殺し屋が跋扈する東海道新幹線」なんて、字面だけでもかなりファンタジー。
なら、アクション盛りもりのなんちゃってニッポンにした方がより面白いと思うから、本当の日本の駅は～とか、あの富士山は～とか、細かいことを気にせず、面白がった方がいいです。（というか、もう、その辺は些末なことです。気にすんな！）
まぁ、エンドロールのJAPAN UNITが5行ぐらいしかなかったのもご愛敬です。コロナ禍じゃなかったら、もっと撮りに来てたのかなぁ。
いやいや、そんなことよりもなによりも、ブラピの「ドモアリガト」の破壊力よ！めっちゃ可愛い。相変わらず、カッコいいぜ‼
しょぼくれたツキのない殺し屋・レディバグ（ブラッド・ピット）！似合いまくりです。
あと、レモン（ブライアン・タイリー・ヘイリー）とミカン（アーロン・テイラー＝ジョンソン）の掛け合いも面白い。このコンビ、大好きだ‼
そうそう、ブラピの日本語が聞きたくて字幕を選びましたが、掛け合いが面白い映画なので、会話を楽しみたいなら吹き替えの方がいいかもしれません。会話のテンポが早いので。この辺も原作通りといえば、そうかも。
木村/ファーザー（アンドリュー・小路）とエルダー/長老（真田広之）もカッコいいよ。真田さんは相変わらず、セクシーだぜ！
あと、このところのこの手の映画でよくある、70～80年代選曲もいいので、私はここでこの曲持ってくるとか、天才かよ！って思いました。
ともかく、こまけぇことは気にすんな！なんちゃって日本満載、アクションエンターテイメントですんで、好きな人はガッツリ楽しめる映画でした。
吹き替えも行きたいなぁ
2022/09/03：TOHOシネマズ新居浜（字幕）
