和桜

ハプニングの和桜のレビュー・感想・評価

ハプニング(2008年製作の映画)
3.5
シャマランなのにオチがないと酷評されまくった『ハプニング』。見返すと植物から人類への警告というテーマに忠実でそこまで酷くはない。
この後の二作が擁護できない程の出来だったこともあり、シャマラン好きにはそこまで評判は悪くない。
ある現象がピークに達し突然終わる『サイン』からの系譜、潜在的な恐怖を喚起する老人は『ヴィジット』に受け継がれ、論理の超越はシャマラン作品全てに通じる。

「自然界のことは完全にはわからない。 科学で理由づけしてもそれは理論でしかない。我々の理論を超えた力の存在を見落としがちだ。」 宇宙の法則や理論を超えた力といったスピリチュアルなものが根底にありながら、それはあくまでフィクションであると強調して撮り続けてるのはどういう意図なんだろ。
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