柴猫さんの映画レビュー・感想・評価

柴猫

柴猫

「映画は同じなのに観る自分が変わると違う映画に思える」12MONKEYS 
ツイッター:T_hedgehog_
レビューは基本的に一過性のもの。
★4.5以上:文句なしにオススメ!
★4-4.4:オススメ!
★3.5-3.9:面白い!
★3-3.4:普通
★1-2.9:合わなかった
★なしは記憶が曖昧、評価不能。

映画(1204)
ドラマ(0)

神のゆらぎ(2014年製作の映画)

3.9

グザヴィア・ドランが出演を熱望したという群像劇。エホバの証人を信仰する男女を始め、不倫、アルコール、ギャンブル、ドラッグといった様々な背景を持つ人物達が絡み合っていく。神の存在を問う上で、時間を前後さ>>続きを読む

イノセント・ガーデン(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

パク・チャヌク監督ということで映画としてはもの凄く引き込まれた。毎回興味のあるテーマでありながら、この監督が描くものとの相性はそこまで良くない。だけどそれを最後まで魅せられるのが誰かの描く物語の面白さ>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるレバノン内戦を背景に持つ戯曲の映画化。
死んだはずの父、存在すら知らなかった兄を探せという母親からの遺言。二人を調べる中で明らかとなる母親の壮絶な人生とその謎。冒頭から
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.5

ヒトラーの秘書からの証言によって組み立てられた映画。
悪魔のような独裁者も普通の人間としての側面を持っていることは言論の場でまず認められるようになった。もちろんそこに至るまでには様々な論争があり、議論
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ジャケット(2005年製作の映画)

3.9

頭を負傷して精神病院へと送られた帰還兵。そこでの荒療治で意識を失うたびに未来へタイムリープする。
ホラー調なパッケージとは裏腹に、少し教訓めいて優しくなれるヒューマンドラマ。タイムパラドクス系としては
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.5

白石監督は本当に役者を撮るのが上手い。話自体に引き込まれたのはもちろんなんだけど、それ以上にこの映像に引き込まれてた気がする。実話であっても一人の人間の人生を垣間見るのは映画や小説の醍醐味。

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.9

出てきたポケモンごとに感想を言いたいくらい最高だった!あそこにあのポケモンいたよね!?と思わず喋りたくなる。映画館でここまで喋りたくなった映画は始めてかも。もうかわいい。コダック可愛すぎかよ…

野生
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ゴールド/金塊の行方(2016年製作の映画)

4.0

「金を求めて友を得たわけか」
倒産寸前の会社を背負う採掘家ケニー・ウェルスが巨大鉱脈を発見し、一躍時の人となるまでのサクセスストーリー。そしてそこからの転落理由を追いかける話でもある。

全身全霊の全
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

3.4

映画や小説において、床屋さんは様々な人間が集まる場として描かれるので面白い。本作もそんな人物達がやってくるわけで、主人公の夫婦がまた個性的で魅力的。
ルコント監督ということで、今回も中年の淡い夢や幸せ
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バンデットQ(1981年製作の映画)

3.6

時空を越えて様々な時代を冒険する子供の姿を描いたテリー・ギリアム監督作。日本での劇場公開の際、分かりにくいという理由やハッピーエンドに見せたいという配給会社の都合からラストや細部をカットして公開された>>続きを読む

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.6

かなり期待している脚本家兼監督オリオル・パウロの初監督作。最初に『インビジブル・ゲスト』を見て惚れ込んでしまったため、根っこの部分が通じてる本作は驚きが弱まった。だけど伏線の配置と回収、その見せ方とい>>続きを読む

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.0

1960年代デンマークの児童養護施設で「しつけ」と称して行われ続けた虐待と労働の記録を基にした実話。
過酷な環境の中でも希望を捨てない兄弟の姿は『夜と霧』や『ライフイズビューティフル』等の書籍や映画を
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イギリスから来た男(1999年製作の映画)

2.9

娘が死んだ理由を調べるためイギリスからアメリカへやってきた男。
監督の美意識やかっこよさを凝縮したような映画。それだけに合わないとなかなかにキツイかも。

π(1997年製作の映画)

3.8

ある考えに囚われた人間の狂気を描いたダーレン・アロノフスキー監督の長編デビュー作。ざらついた白黒映像に凄まじく短いカットの連続、不安定なカメラワークと鳴り響くテクノBGMに目と頭が痛くなる。

何かに
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ここまでずっと追い続けて、何度も見直してきただけに鑑賞後は放心状態。初日の深夜に見終わってそこから寝れなくなった。
せっかくネタバレを隠す機能があるので、ネタバレ全開で取り留めなく書いていくので観てな
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.3

予想以上に面白い!もう最高!
単体DC映画としては一番好きな作品になったし、MCU含めてもかなり上に入る。
子供向けのコメディ映画という前触れで余り期待してなかったのに、実際見てみるとかなり違う。もち
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.5

ロマン・ポランスキー監督作。
確かに恐いんだけど、原作小説を忠実に再現したせいか少し弱い気もする。
一番の見所はなんと言ってもエヴァ・グリーン。彼女がいないとこの映画が成り立たないと思わせるほど、あま
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父を探して(2013年製作の映画)

4.2

アカデミー賞の長編アニメーション部門にもノミネートされた、ブラジルのアニメーション映画。
色鉛筆やクレヨン、切り絵や油絵の具を使った鮮やかな映像。台詞はないが映像の中に情報が凝縮されていて、言葉で訴え
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つぐない(2007年製作の映画)

4.0

少女に芽生えた嫉妬と嘘が、二人の男女の人生を狂わせる。引き離された二人の運命と、その罪の重さに気いた少女の償い。原作はイアン・マキューアンの『贖罪』。
戦争という不可逆な力が加わり、子供の嘘が取り返し
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ダークマン(1990年製作の映画)

3.4

サムライミ監督によるダークヒーロー映画。この後に撮られる「スパイダーマン」を思わせる演出などもてんこ盛り。
若い頃のリーアム・ニーソンが見れるのもまた良い。

実はこの映画の段階ではまだヒーローではな
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.0

音楽と色彩が最高。
アジア映画の食事シーンが大好きなので、その点でも大満足。
ただ恋愛映画は人の好みが最も現れやすくて、下手したらその人の地雷を踏むことにすらなり得るジャンル。そういう意味で、この作品
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プライマー(2004年製作の映画)

3.7

映画史に残る「タイムトラベル」映画、なんて肩書きでも選ばれることがある本作品。
初見では途中で振り落とされてわけわかめになると思う。解説を読んでみても、本当にこの人は理解できているんだろうかと思ってし
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

信念を持った女性が利権まみれの男社会に切り込んでいく姿はやっぱり痛快。テンポのよい会話劇と展開で目が離せない。いつもはあまり触れられず、影で暗躍しているイメージのあるロビイストにスポットライトが当たっ>>続きを読む

アルジェの戦い(1966年製作の映画)

4.2

フランスの植民地支配下にあったアルジェリアの様子や、人民解放軍による独立戦争をドキュメンタリータッチで描く。
公開当時は強烈な反植民地映画として評価されたが、文脈は違えどテロが身近となった現代から見る
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.6

ジャウム・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンの鉄板コンビ。ここまで安定して面白いエンタメ作品をだす監督×俳優コンビは貴重。もうシリーズとして見ても良いと思うし、むしろシリーズ化して欲しい。
今回の
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

90歳にして人生の終わりについて考え始めた男の話。ユーモラスな会話劇に時折忍び寄る死の恐怖。素直になれないせいか、言葉よりも歌に彼の心情が込められているのがまた染みる。
主演ハリー・ディーン・スタント
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海街diary(2015年製作の映画)

3.2

絵が綺麗。鎌倉に住みたくなる。色々な場面に焦がれる。しらすトーストは自分の中の映画レシピ入り。

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.6

不倫話は好きじゃないし、ウディ・アレンだからというわけでもなく、「観覧車の見える部屋」というあらすじに惹かれて鑑賞。だけど観覧車はそこまで印象的ではない。分かってはいたけど、それ自体が皮肉みたいなもの>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

直接的な社会派映画を撮るスピルバーグが好きなので今作も良かった。
相変わらず社会問題を分かりやすく伝わりやすく撮るのが本当に巧い。今回は主役と思われた人の影が薄くて軽く戸惑ったんだけど、それがまた後半
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.3

スピンオフの「そういうことだったのか!」みたいな感覚が大好きなので楽しめた。
中盤あたりからは少し長さも感じるけど、ラストの展開では完全に目が覚めて次回作が楽しみに。ああいう展開があるからスピンオフは
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ベロニカとの記憶(2015年製作の映画)

3.9

かつての恋人や親友と話すことで、自分が抱いていた過去の思い出が揺らいでいく。
自分にとって都合の悪い過去の記憶は、月日と無意識のうちに忘れてしまうことがある。だけどその都合の悪さは、他の誰かにとっては
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コールド・スキン(2017年製作の映画)

3.6

絶海の孤島で襲ってくるクリーチャーを倒しまくる話。
この内容に間違いは無いんだけど、実際観てみると少し面食らうかもしれない。原作はスペインの人類学者が書いた『冷たい肌』という小説で、冒頭にはニーチェを
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.4

最高のミステリーサスペンス。
予想外に面白すぎた映画は、後からゆっくりレビューを書こうと後回しになってしまう。これを見たのは一年半以上前で改めて見返した。それでもまだ面白い!
もちろん自分の好みの方向
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

相変わらずこのシリーズは、一作に納めるには多すぎる主要人物を魅力的に写すのが巧い。
確かに少し物足りなさを感じるけれど、今の時代こうした映画を作るのはかなり難しいし十分に楽しめた。
特にサンドラ・ブロ
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

近未来。人口爆発と食糧不足。さらには遺伝子組み換え作物によって多生児が増加し、政府は一家に一人の子どもしか認めない法律を施行する。
かなりディストピアな設定ではあるが、SF感は抑えめ。そうした問題を問
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.6

実際にチェコで起こったハイドリヒ暗殺計画、通称「エンスラポイド作戦」を基に描かれた作品。
実話を基にしているだけあって、映画のようにはいかないんだと思わせるシーンが多々あり現実に潰される。ヒトラーやナ
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