恋愛・友情 関係なく、心の傷を打ち明けると自分も楽になるし、互いの距離もグッと縮まりますよね。
そして、「自分の思っている事は言わないと伝わらない」 し 「相手の事を知りたいのであれば聞かないとダメ」。『 言わなくてもわかってよ!! 』は通用しない(笑)
私自身やんわりと壁を作ってしまうタイプで、空気を読まずにずけずけ入り込んでこられると、「 ......」 となってしまうのですが、そんな私の方こそ相手の心を察し、もう少しオープンにならないといけないですね。ミシェル・ファイファーが演じた役柄を見て、そう思いました。
出所したばかりのジョニー ( アル・パチーノ ) は得意の腕前を生かし、コックとしてニューヨークのカフェで働き始めるのですが、そこで働いていたウェイトレスのフランキー ( ミシェル・ファイファー ) に一目惚れをします。
臆することなく攻め続けるジョニー
心に深い傷を負った経験からためらい、なかなか踏み出せないフランキー
ジョニーの前向き・明るさ・包容力
ただ頑なに、拒否・否定することしか出来ないフランキー
誰にでも、1つや2つや3つ...いろいろな傷、ありますよね。
観ていて思わず恥ずかしくなってしまうシーンもありましたが(笑)、とにかくアル・パチーノの魅力が全開!! こういう "おちゃめ" な感じもいいですね。
年齢を答えるシーンがスゴく好き。
一喜一憂する姿が少年のようで、はにかむような笑みを浮かべながら観ていました。
喜びを素直に、そしてストレートに表現できる人、素敵ですよね。
ドビュッシーの『 月の光 』
メロディーはもちろんですが、余韻がすごく心地いい。ラストはこの曲とともに、これからを想像しながらいつまでも浸っていたい気分でした。