るる

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼のるるのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

2016.4.8.地上波で再見。

振り返ってみると、公開当時、

あのコナンが映画になるとこうなるのか…!

というワクワクとドキドキとハラハラがたしかにあったように思う。良い映画体験だった。

今見ると初劇場版で手探りな感じだな、初見の親御さんに配慮したつくりなのかもな、とか、

冒頭と中盤に本筋から微妙にはずれたところにある事件を二つもガッツリ見せつつ話が繋がってるのはすごいな、とか思ってしまった。改めて見ると早く本題に入れと思ってしまったが。

蘭のキャラクターや終盤の展開など甘すぎる、メロドラマが過ぎる気がして好みとは違うんだけど、美学が高じた犯人のキャラクターが良いよね。

電車のくだりはやっぱり最高。
そして、あの爆弾処理は日没までの時間との戦いだったんだと今更気付いた。そのわりには緊迫感に欠けるな。

なにより当時のコナンくんてこんなキャラだったんだ、という驚き。口調もセリフも今よりクソ生意気、なにより声色の演技が見事。

いろいろ発見がありました。

自転車であれだけドキドキワクワクできるアクションができる、日常の延長の冒険を連想できるんだから、ヘリコプターだの飛行船だのパラグライダーだのスケール大きく荒唐無稽に走らなくて良いのにと思っちゃった。

やっぱり世紀末の魔術師とベイカー街の亡霊が好き。面白いのは瞳の中の暗殺者だな…
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