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メリーに首ったけのakrutmのレビュー・感想・評価

メリーに首ったけ(1998年製作の映画)
4.2
女優デビューしてからそれほど目立たなかったキャメロン・ディアスがラブコメの女王となる契機となった名作。それまでの映画でも彼女はとても魅力的だったけれど、それ以上の印象を残せなかったのに対して、本作での彼女はとても輝いているし、その後のセクシー+コメディ路線が彼女の良さを十分に引き出していることがこの映画を観ると納得できる。今回久しぶりに再鑑賞したが、いつ見ても、この頃のキャメロン・ディアスの魅力にノックアウトされてしまう。日本公開版のポスターにある髪型をはじめとするちょっとした下ネタのくだらなさも、彼女の魅力の前には、全然気にならない。でも、オリジナルの映画ポスターのほうがキャメロン・ディアスが可愛く写っていて好き。

また、共演者のベン・スティラーもこの映画がその後のコメディ路線のきっかけとなっている。さらに、この頃キャメロン・ディアスと交際していたマット・ディロンにとっても、初めてコミカルな役を演じて、演技の幅を広げるきっかけとなっているなど、いろいろな意味でエポックメイキングな映画であると言えよう。
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