LAからの逃亡後もトレーラー強奪などを繰り返していたドミニク。
しかし恋人のレティが殺され、復讐を誓い再びLAへ戻る決意をする。
そして、FBI捜査官ブライアンと共に、麻薬組織のボスを追うことに......。
『ワイルド・スピード』シリーズの第4弾。
監督は前作3のジャスティン・リン。
久々のヴィン・ディーゼルの本作合流です。
ブライアン、ドミニクはもちろん、ハンやミーアも参戦して、「ウルトラ兄弟大集合!」みたいなカンジです。
結局、本作品でヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーなど、キャストが1作目と同じになって改めて続編っていう感じになりました。
あんまり面白くなかったって話も聞いていたんですが、全然面白かったです。
シリーズファンとしては全員揃っただけでも十分なんだろうと思いつつ、カーアクションはやっぱり面白かったよ。
遥か前に見た1作目を思い出しながら観ると「あー、そやったそやった。」となると思います。
つまりは1作目を見ると数倍面白いというわけです。
ハンが冒頭出てたので「お前なんでいるんだよ?」って突っ込みたくなったら、実はタイムライン的には3の前みたいだね。
時系列は2~3の間の話です。
しかし、主人公周辺以外のキャラクターの薄さと不遇は残念。
でもその分車が濃いですが。
前作までに続いて日本車大活躍です。
またGT-Rか…と思いきや、走る土地にあわせてインプも登場しワクテカできましたね。
もちろんストリートでのレースもありますが、手に汗握るレースです。
本当にやってたら何人死人が出たか判らないようなレースです。
また、カーアクションはモチロンよいですが、その間をつなぐ、たいしたことないナゾときも楽しいし、お約束なロマンス部分もいいさじ加減ですね。
唯一難点があるとすれば、ジゼルの吹き替えの藤井リナが、ものっっすごい大根な上にキャラの雰囲気と声質が全然合っていないという事。
誰が起用したんだ?マジで。
復讐に燃える男と、やたら熱血漢な男のコンビが繰りなす、単純明快、アクション全快、クルマ大爆発、マシンガン乱射、そんな映画も暇つぶしには最適かもしれません 。
また、GT-Rやカマロなど、たくさんのマシンが出てくるので、車好きな人にはオススメな作品ですよ