このレビューはネタバレを含みます
軽快なジャズが流れるオープニングがなんともおしゃれ。
14歳の息子ローランに対して子ども扱いする母。しかし実際そのローランも幼い。
三兄弟の悪ふざけがひどすぎる…そこに引いた…。
母子相姦的なタブーを通じて成長を描いているとあったが、最初は腑に落ちなかったがちょっとわかったかもしれない。
人間は自らのもしくはほかの人の底にある琴線に触れてしまうと、「やばい」と思って模範的スタイルを取ろうとするからではないか。
そのタブーからラストへの転換があまりにもスムーズで呆気なかったのもそういった理由なのではないだろうか。