coma

ムカデ人間のcomaのレビュー・感想・評価

ムカデ人間(2009年製作の映画)
2.5
レンタルビデオ店が好きです。パッケージを手に取る。ジャケ写を楽しんで、裏面のあらすじを読んで想像するあの時間が大好き。
最近、近所のレンタル店が相次いで閉鎖して行きます。悲しい限りです。
TSUTAYA⚪️⚪️店の閉店が私の背中を押しました。ずっとパッケージの裏を読んでは借りるのを躊躇っていた、ムカデ人間を最後にこの店舗でレンタルしたのはわたしです。

ありえへん発想ですよね、肛門と口を繋げる。キ⚪️ガイにも程がある。想像しては震え上がっていましたが、思ったよりグロくなかった!
いや、グロいんですけど執刀医である変態博士の几帳面、かつ潔癖な趣味のお陰で画全体が汚くなるということが無かったのが救いでした。
絶望の排泄シーンとか、あの背景じゃなかったらもっとキツかっただろう。
“人間嫌い”の彼なりにムカデ人間を愛して管理してやろうという気概を見せてくれたのも好印象です。全力でオペに取り組んでぐったりする姿はかなり人間味あってよかった。執刀前の説明(悪趣味すぎ!)~オペのシーンが一番良かったな。

日本人ヤクザが熱くて、頑張ってました。先頭のキャラクターって重要だけど、彼でよかったよね。反骨精神万歳。言語が通じない(人間性の希薄さ)のも博士的に好都合だっただろうしな。

キ⚪️ガイ映画なりにずいぶん丁寧に作ってあったし、頑張ってオチがついたという印象なので、観て良かったとおもいます。長年の課題を終えたぞー!ただ、2はまじで汚そうだから困ったな。また新しいレンタル店を開拓して、パッケージ裏面とにらめっこして鑑賞するか検討します。

2018年最後の映画がコレって嫌だから、もう一本何か観なきゃ…
coma

coma