このレビューはネタバレを含みます
サスペンス。
現在進行形で話が進むと思い気や、
数ヶ月前の事件を引き金に一人の男が語る再現に。
そして気づけばカイザー・ソゼという男との駆け引き映画に。
ある意味二転三転しているので飽きがこない。
「再現」だからこそ見ている側も騙されている。
ヴァーバル(ケヴィン・スペイシー)が思いだして語る「再現」だからそこで語られる話に真実かどうかを見定めることはできない。
我々はただ、与えられた情報から知ることしかできない。
「全て話せ」「嘘はつくな」
“ヴァーバル”という男、嘘は言っていない。全ても話してる。
キートン(ガブリエル・バーン)がイーディ(スージー・エイミス)を見つめるときのピントの移り変わりやガラス越しに映るカットが素敵。
物語のはじめが終わり。
全てを見終わった時、物語の各所に伏線が散りばめられていたことに気づく。