タカシ

マトリックスのタカシのレビュー・感想・評価

マトリックス(1999年製作の映画)
4.9
『ラリーとアンディ、現リリーとラナ』


公開年の1999年は「スターウォーズ エピソード1」が公開された年。
ところがその公開から数ヶ月後、公開された本作こそSF映画を大きく進歩させた歴史的一作だった。

公開当時。
私は映画を劇場で観るとき、靴を脱いで観るんですよ(足は臭くないよ)。でね、本編が終わりそうな頃、靴履き直してたの。電話ボックスからネオが出て来て、サングラスかける辺りでスクリーンから視線を切ったのね、で、画面に視線を戻したらネオが画面の端から消え去るところだったの。
「えっ?何?なになになに?」
動揺したね。どうやら私はこの作品の一番の見所を見逃したらしい。

いやぁショックでしたよ。

今回MX4Dで、再び劇場で「マトリックス」が、そして初めて劇場であのシーンがちゃんと観られて感無量です。

数年前Blu-rayで観たときはこんなに興奮しなかったけどなあ。
すごい面白かったよ。なんなら初めて観たときと同じくらい面白かった。
銃弾が炸裂する度、シートが激しく振動するのも本当に楽しかった。

今ではすっかりヒゲモジャ姿が板についたキアヌが、いつも顔ツルツルなのはなんか笑っちゃったけどさw

後は「攻殻機動隊」の丸パクりぶりとか、サイバーパンク大好きぶりとか、監督たちの無邪気さにちょっと微笑ましくなりました。
あれ、押井監督に訴えられたら確実に敗訴だったよな。

ちなみにネオneoはoneのアナグラム。
本作では度々the oneという言葉が使われています。本編でthe oneには「救世主」と字幕がついてますね。

何でも現在第四作目が製作予定だとか。
今回見直すまではそうでもなかったんですが、今ははっきりいってすごい楽しみです!
劇場(MX4D字幕版)にて。
2019#039
タカシ

タカシ