緑雨

隠し砦の三悪人の緑雨のレビュー・感想・評価

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)
4.0
オープニングの荒野、隠し砦の在る瓦礫の斜面などの印象深いロケーション。序盤の捕虜暴動、前衛的な火祭りなど大規模なモブシーン。そして街道での決死の馬上殺陣!
シネマスコープを活かした迫力ある画面の連続に高揚する。

千秋実と藤原鎌足が終始卑しい存在であり続けるリアリティが、上原美佐姫の浮世離れした存在感と対照を為す。
作劇上、藤田進の立ち位置が判りづらく、やや御都合主義的かな、と。
緑雨

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