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パイラン/ラブレター パイランよりのbowcatのレビュー・感想・評価

4.8
チェ・ミンシク繋がりで
『パイラン』
浅田次郎さん原作で
日本でも中井貴一さん主演で映画化

とにかく切ないんです。
最上級に胸が苦しくなる映画。
胸糞という表現は使いません😝


ヤクザな生活をしつつも
うだつも上がらず、
仲間にもバカにされいる主人公。

突然、その主人公・ガンジェの元に
奥さんが亡くなったので
身元を引き受けて欲しいと連絡がきます。
誰のことだ……?
1年ほど前に、お金のために中国人女性の偽装結婚を結んだ、その相手でした。

結婚相手・パイランは
売春をさせられそうになり
拒絶したため、損害賠償として
日本海に面する海辺のクリーニング屋に
住み込みで働かされていたのです。
(日本でいう北陸のような荒々しい海辺)
そして、その地での突然の病死。

ガンジェに渡されたパイランからの手紙。
そのつたない韓国語の手紙が
ガンジェの心を打ち砕きます。

パイランを演じるセシリア・チャンさんの
その純粋で素朴な佇まい。
男性なら必ずやココロ奪われるハズ。

涙もろい人は、タオル持参でないと最後まで観れません。
それより鼻水がジュルジュルかも…


展開の速い、最近の韓国映画より
淡々と描かれるストーリー。
何回観ても、苦しくなる名作です。
ほんと沢山の人に観てほしい。
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