結湖

ドラゴンボール EVOLUTIONの結湖のレビュー・感想・評価

ドラゴンボール EVOLUTION(2009年製作の映画)
1.5
友人の猛プッシュを受けて鑑賞。
なんだ、ハリウッドフィルターかかってるけど、思ってたほど悪くないやん。ちゃんとドラゴンボールしてるやん。
こいつは何を言ってるんだって感じですが、いえ、私にもわかります。
私たちが見たかったドラゴンボールはこれじゃない感。
不要すぎるロマンス。(そんなの求めてねんだよ)
甘すぎる悟空(他キャラも含め)の設定。(なんだよ、そのしょぼすぎる大猿とちゃらい性格)
唐突過ぎる展開。(地理的説明なさ過ぎて、半径2キロぐらいでおわってんじゃないのか、コレ。そもそも冒険譚だろうが、DBは!)
そもそも、ドラゴンボールは大長編で、当時の週刊少年ジャンプの宿命ともいうべき、度重なる路線変更でぐるぐる回してた漫画(しかし、それを超越して面白い漫画だったのは、鳥山明先生の類まれなる才能に他なりません)なので、全部の美味しいところを全部混ぜて作っても、当然美味しいものはできないんですよね。
だいたい、ドラゴンボールが面白かったのは連載中だったこともあり、先の展開が読めなさ過ぎる(おそらく、裏設定はたくさんあるだろうけど、最初の設定が緩いので展開のふり幅が広すぎることにある)ってことなんだろうと思う。
個人的見解だけど、鳥山先生も連載当初はこんな話になるとは思ってもなかったに違いない。
だから、ドラゴンボールを最初から新しく描いても面白く感じないのではないかと思うんです。
これが、ドラゴンボールの続編だとか、ドラゴンボールの物語ありきで新作をつくるなら別じゃないかと。
もともと、三部作構想だったそうで、最初の物語としてはそこまで悪い出来ではないと思うんですけど、まぁ、仕方ないかなぁ。
とても残念。ハリウッドクオリティで元気玉を見てみたかったなぁ。
結湖

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